2014年08月25日

奉還町商店街の「WEST SIDE MIXER」

ひょうご産業活性化センターさまの「商ひょうご」のVOL。126が発行されています。
今回は、私は岡山県の奉還町商店街の取り組みを取材し、ご紹介させていただいています。

アートと商店街が一体化した、ユニークな取り組みです。
ぜひ、ご一読ください。

http://web.hyogo-iic.ne.jp/files/kouri/akinaihyougo_126.pdf


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2014年08月17日

終戦記念日

7月下旬からついこの間まで、様々なコンサルティング案件やセミナー・研修で慌ただしく過ごしていました。11日にものづくり補助金の申請書作成のご支援を京都府下で終えて、ようやく人心地ついたのが12日。
前々から、「今年の夏は、しっかり仕事して、自分の時間も確保して大好きな鮎釣りにたくさん出かけよう!」と思っていたのを実行しようと意気込んでいたのですが、あいにくの雨、雨。そしてまた、雨。
こんなに雨ばかりの8月は初めてです。

例年なら、炎天下の河原でフラフラになるまで釣り竿を握っあと、ヒグラシとせせらぎの音しか聞こえない、誰もいない川の中にざぶんと飛び込んでぷかぷか流されながら、夕闇に浮かぶ月を見上げるのが無上の喜びなのですが…こうも雨ばかりだと、そんな気になれません。
そもそも、所によっては川が氾濫しているし。

ということで、ずっと自宅で過ごしています。それで自然と、終戦に関する色んなニュースにも接して、いくつか思うことがありました。

まず、ひとつは「過去の成功体験をどう考えるのか」ということです。
例えば、身近な例をひとつ。
釣りに出かけると最初にしなければいけないことが、その日どの場所で釣るかを決めることです。
前回釣りに来てたくさん釣れたとすると、ほとんどの釣り人が、次も同じ場所で釣ろうとします。けれど、多くの場合、あまり芳しい結果とはなりません。
なぜなら、前回とは水温や風の強さ、潮の状態はじめ、様々な気象条件が変わってしまっているからです。だから、その日その日のデータを綿密に計算して、その日の条件に最もフィットした釣り場を自分の力でゼロから選び出さないといい結果は得られません。
けれど、多くの釣り人はこのプロセスを省いてしまいます。それだけ、過去の成功体験が人の行動に大きな影響を与えるということなんです。

これは、企業経営でも同じです。
多くの企業は、過去の成功体験に引きずられて、失敗します。
このことは、経営戦略や組織変革をテーマにしたセミナーで実例を挙げながら、ちょくちょくお話させていただいています。

ところで、これと同じことが、国の運営でもいえるなぁと思います。
この間、広島の市長が原爆の追悼式で、「戦後、平和が続いたのは平和憲法があったお蔭である」旨の演説をされていました。
平和を望む気持ち、戦争を憎む気持ちは私もまったく同じなのですが、でも、この演説のこの部分は素直に賛成できないものがありました。

理由は、3つあります。
まずひとつは、戦後の日本が平和だったとして、「なぜそれは平和憲法があったからといるのか」という点の根拠が曖昧だからです。
私などは、平和憲法があったから平和だったのではなくて、周辺の国々とのパワーバランスの関係で、これまでは比較的大きなもめごとは起こっていなかっただけだと思っています。
経営学でいう外部環境と内部環境のバランスを考慮すると、当然こういう思考になると思うのです。
「平和憲法があったから、平和だった」とするのは、あまりに外部環境分析を怠りすぎていると思います。

二つ目は、仮に、「”これまでは”平和憲法があったから、平和だった」としても、これからもそれと同じ思考で、いいのかという問題です。
この点は、先に記したように、過去の成功体験だけに頼っていると、外部環境が変わった時に大きなしっぺ返しが待っているということです。それは何も、釣りや企業経営だけの話ではないのです。
そもそもこの意見は、戦争が起こるケースとして、太平洋戦争に至った時のパターンしか想定できていないところに論理的な無理があると思います。これも、冷静な分析を忘れた、過去の事例への過度の依存といえるでしょう。

最後に。
市長をはじめ、多くの日本人が、戦後ずっと平和だったと考えていると思います。
私もそうでした。
でも、本当にそうなのでしょうか。
北朝鮮という国は、ずっと戦争をしている意識で様々な活動を行っています。当然、日本に対してもです。その結果、多くの日本人が拉致されてしまったのは周知のとおりです。
「日本は戦後、ずっと平和な国です。」と言ってしまうと、北朝鮮の戦争行為の結果に拉致されて人生を狂わされてしまった方々は、どんなに悲しいお気持ちになろだろうか、ということを考えざるを得ないのです。


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