2017年05月31日

日々、疑問@

前回の記事のように、毎日、自分の使命に則った仕事ができて、週末には自分の時間を過ごすことができるという、幸いな日々が続いています。

しかし。
私の古巣のメディアの状況を見ると、最近は毎日とても暗澹たる思いでいます。

けれど一方で、これも必然の結果かなとも思っています。
要は、ネットの時代になって、これまでの既存メディアが独占していた情報を誰もが見れるようになったために、そして多くの場合、既存メディアが報道する以上の情報を私たちが得られるようになったために、既存メディアのメッキがはがれてきているのだと思います。
本当は、メディアがちゃんとした仕事をしていたのであれば、「はがれるようなメッキ」はなかったはずです。しかし、今、私が確信していることは、しっかりとしたジャーナリズムが育ってはいなかった、だから今、多くの市民が”メディアのメッキ”がはがれつつあるのを目撃しているのだということです。

まず、今日のタイトルの「疑問」について少し、考えてみましょう。
例えば。
どの新聞・テレビも「強行採決」と見出しを躍らせていたのですが、「強行採決」の定義って、何なんでしょう!?  どんな状態が「普通の採決」で、どこからが「強行採決」なんでしょう。どのメディアもそこのところを全く説明せずにこの言葉を使っていますが、私たちはそれを信じてしまっていいのでしょうか。
また、誰が「強行」かそうでないかの線引きをしているのでしょう!?

以前の記事に記したことの繰り返しになりますが、私はジャーナリズムはとても大切なものだと思ってます。にもかかわらず、今の既存メディアの有り様は―この例からもわかるとおりーそこから大きく外れた報道ばかりしていると思っていて、そこにとても危機感を感じています。
少なくとも、私がジャーナリズムに求める「真実」「本質」「公正」という3つの基本理念からかけ離れた報道が多すぎると思っています。

先週放送された「報道ステーション」では、ロシアの脅威に対して、隣接するリトアニアという小国の取り組みが紹介されていました。

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リトアニアでは、ロシアの脅威に対して、子供が生まれたばかりの普通の主婦でさえ志願兵となり武器を取るということを報道していて、コメンテーターがごく当たり前のことのように伝えていました。

でもこれって、同じことを日本で少しでも言葉にしたら、強烈なバッシングが返ってくるでしょうね。
軍事力を増した中国や北朝鮮の脅威に対して、同じように考える人も多いー私もその一人ですーと思うのですが、テレビ局のプロデューサーや司会者は、この矛盾について多少なりとも感じなかったのでしょうか。



posted by y.i at 20:18| 3.メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月30日

先週は・・・

顧問先さまの訪問や夏から秋にかけての研修の打合せなどの合間に、私が所属する(一社)兵庫県中小診断士協会の総会がありました。

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総会は無事終わり、その後の懇親会では兵庫県下の行政、支援機関、金融機関などから例年以上に多くの参加者をいただくことができました。ありがたいことです。

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そして迎えた週末。
鮎釣りのシーズンがいよいよ開幕です!

車を一路、南に走らせました。

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私の場合、釣り場でキャンプチェアに座って、風に吹かれながらのんびりビールを飲んだりしているので、今回も大した釣果ではなかったんですが、

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今回は釣った魚で”鮎飯”なんかにもしたりして、

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美味しくいただきました!

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posted by y.i at 11:36| 1.日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月22日

「9つの性格」

「9つの性格」という本があります。
この本は、人を9つのタイプに分けながら、より深くその人を理解する”エニアグラム”についての書籍です。著者の鈴木秀子先生は、このエニアグラムを日本に初めて紹介された方です。

私たちコンサルタントにとって必須の能力の一つが、「人について理解する力」があると私は思っています。例えば、コンサルティングの現場では経営者や社員さんの人柄だけでなく、その人が何を求めていて、どういう理由(動機づけ)で行動したり発言したりしているのかを正しく理解することや、意識や行動の変容を促すといったことが必ず求められます。
研修の場面でも、それは同じです。特にヒューマンアセスメントというジャンルでは、人を正しく観察し、評価するための極めて高い能力が求められたりします。
このような場面で、”エニアグラム”はとても有効な武器になるのです。

もちろん、一般の方にとっても、自分自身の理解を深めたり、周りの人を理解してより良い人間関係を作るのに、大いに役立つ考え方です。

ところで、前々回の記事で「この仕事をしていてありがたいことの一つが、色んな業種・業界の中の一流の人やプロフェッショナル人材・職人の方々にたくさん出会えること。」とお伝えしたばかりなのですが、昨日はご縁があって、鈴木先生の講演を聞く機会に恵まれました。
また、その後の懇親会でも直接お話をお伺いすることができ、とても有益な時間を過ごすことができました。

これまで、私はエニアグラムを紹介された方とだけしか認識していなかったのですが、それは鈴木先生の一面だけのことで、当日お聞きしたお話は、普遍的で大切ことばかり。
とても感銘を受けました。

posted by y.i at 22:35| 1.日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月19日

All the News without Fear or Favor

今回のタイトル文は、私が勤めていたジャパンタイムズの紙面のトップに必ず記載されていた文言です。
日本語にすると、「恐れることや、恣意的になることなく、全ての記事をちゃんと掲載します」という意味になります。
私は、会社に勤めていた頃からずっとこの文言が、大好きでした。今でもそうです。
ジャパンタイムズという新聞は、伊藤博文や福沢諭吉の支援を受けて1897年に創刊した新聞でした。その頃の、志ある先輩たちが掲げてくださった思いが、このシンプルな文章に詰まっていると思うし、私自身もとても共感したからこそ、その会社に入ったし、初めは嫌でしかたなかった営業の仕事も頑張ることができたものでした。

これって、簡単に言えば企業理念ですね。





posted by y.i at 00:00| 3.メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月18日

「REVOLT CUSTOM CYCLES」の井上 正雄さん

※この記事は、企業さまのご了解をいただいて、掲載しています。

今日も相変わらず、とてもすがすがしい一日でした。
午前中は、いつもお世話になっている大東商工会議所さまで、持続化補助金の申請書作成支援。午後からは顧問先さまの定例訪問でした。
その午前の訪問で、ちょっと嬉しいご報告をいただきました。

2年前に、同じ持続化補助金の作成支援をさせていただいたREVOLT CUSTOM CYCLEさまという会社があります。事業内容は、ハーレーダビットソンのカスタムや修理、中古車販売などを営んでおられます。
2年前にお会いしたときから、ハーレーダビットソンのカスタマイズにおける思いや技量の高さはとてもよくわかりましたので、申請書作成支援においてもその点を重点的に書き込むようにアドバイスさせていただきました。
そして、結果は幸いなことに、無事通過。もちろん、私などは申請書作成に関するアドバイスを少しさせていただいただけで、審査を通過したのは井上さんの思いやスキルがしっかりしていたからこそです。

その補助金を活用して井上さんは、展示会や競技会で、自分がカスタマイズしたハーレーを乗せるための展示台ほかの販促セットを購入(制作)されました。
今日、商工会議所の方からお聞きしたのは、井上さんはその後も切磋琢磨されながら、競技会などに出続けられて、2015年、2016年の”ベストオブチョッパー”(つまり、このジャンルの日本チャンピオン)になり、そして今年の2月にアメリカであった全米(世界)大会でも日本代表として初出場され、日本人として初めてのチャンピオンになられたそうです。
こちらの写真が、その時の写真。
周りをでっかいアメリカ人たちに囲まれながら、真ん中のトロフィーの横にいらっしゃるのが井上さんです。

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本場のアメリカで、並み居るライバルを押さえて堂々の優勝は、すごいなぁと思います。
そして、こちらが井上さんの作品。

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ハーレーを乗せている台が、持続化補助金を活用されて作った展示台です。

日本での展示会風景(2016日本チャンピオンバイク).jpg

今ではもう、この世界の第一人者になっておられて、バイクの雑誌などでも井上さんやその作品のことが盛んに取り上げられたりしておられます。

常々思うのですが、経営支援という仕事をしていてありがたいことの一つが、色んな業種・業界の中の一流の人やプロフェッショナル人材・職人の方々にたくさん出会えること。そんな方々から、私もいつもたくさん元気や刺激をいただいています。
そしてもう一つが、支援させていただいた企業さんや個人の方がその後、成功されたり意識を変えてくださったりして、感謝の言葉をいただけることです。

そんなふうな出会いをいただいたり、仕事をさせていただけるのは、本当にありがたいことだと心から思っています。




posted by y.i at 00:00| 1.日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月14日

下御門商店街

一昨日の金曜日は、ひょうご産業活性化センターの商業誌「商ひょうご」の取材で、奈良県の下御門商店街を訪問していました。
2014年に、この商店街に隣接する「もちいどの商店街」を取材し、「夢CUBE」という創業者のための活動を記事にしていました。そのときの記事はこちらです。

3年ぶりに訪れると、両商店街ともまず外国人客が以前にも増して増えている様子がすぐわかりました。
こちらは、下御門商店街の様子です。
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こじんまりとした商店街ですが、奈良らしいこんなお店があったりします。

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今回も理事長さんはじめ、皆さんから商店街を活性化させるための心のこもったお話をたくさんお聞きしました。
やっぱり、良くなっていく商店街(もちろん、一般の会社も)は、志のある人たちがしっかりとしたアクションを起こしていますね。
下御門商店街さまの場合は、強みを活かすという、経営のセオリーに沿った活動を長年されていた点もよかったです。これから記事を書いていきますので、詳しい内容は先ほどのサイトにしばらく後に掲載される7月号をお待ちいただきたいと思います。

こちらは、当日の取材の様子。

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取材を終えてから、静かな猿沢の池のほとりで、しばしのんびりしました。

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posted by y.i at 12:45| 1.日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月11日

憲法・・・!? (青字部分を少し、追記しました)

憲法をどうするのかという論議が、俄かに話題になり始めています。
2020年までにという期限が明示されたことで、これからしばらくはあーだこーだというそれぞれの主張が続くのだろうと思います。

この記事を書きながら「憲法 世論調査」で検索したところ、「NHKの世論調査では憲法改正必要43%、必要なし34%」と表示される一方、朝日新聞のWEB版では「現行憲法日本にとってよかった89%」という見出しが出てきます。

この種の調査は、質問内容の文言の作り方ひとつでいくらでも恣意的に誘導できるので、それぞれのメディアの性格というか、思惑を理解した上で眺めておくくらいがちょうどいいのだろうと思います。
それでも、わたしからすれば、NHKの世論調査で憲法改正が必要とする人が43%もいたのは意外な感じでした。

私なりの憲法についての根本的な考え方は、すでに昨年の6月の記事でお伝えしています。

http://y-ito.seesaa.net/article/439501655.html

その時の記事で初めて、「会社作りも、国作りも同じ。」という考えを文章化し、タイトルにつけたりもしていました。

ところで。
私自身が、学生時代からジャーナリズムを志し、21年間その世界で仕事をして来たわけですが、多くのメディアが今もいつもいう「メディアは権力の監視役」という言葉をそのまま受け取れない気持ちがしています。

もちろん、本来のジャーナリズムはそうあるべきです。

だけれど、今の大手メディアは、それを「自己正当化のための体のいいツール」としてしか使っていないと思います。それはつまり、「金儲けのための方便」としてしか、機能していないということです。

メディアの外側にいる多くの人からすれば、たとえば新聞といえば、「報道する、純粋な気持ちを持った人」というイメージのもと、記者だけを想像すると思います。私も、コンサルタントとして独立してから、「新聞社出身です」といっただけで、多くの人から「記者だったんだ」と思われ続けてきました。
けれど、現実には新聞社は営利企業であり、その内部ではすさまじい部数獲得競争や広告主獲得競争が繰り広げられています。悪名高い「押し紙」問題であったり、”広告主に忖度しながら記事を書く”という、常に生々しい「売上獲得のための論理」が働いているわけです。

「記事を読む側」は、この点について、いつまでもあまりにナイーブなままでいないほうがいいと思います。

これと同じ論理が、「憲法学者」という業界にも当てはまるのだろうと思います。
去年6月に取り上げたこの記事の中にある「憲法は本来、権力者を縛るもの」という言葉は、最近あちこちのメディアで見かける憲法学者の言葉です。
個人的には、そもそも憲法学者がスターのように扱われる世の中自体が、おかしいと思っています。憲法学者に教えてもらわなければ理解できないような憲法ではなくて、子供が読んでもすぐに理解できる憲法が、あるべき姿だと思います。
しかし、現状はメディアやこうした学者はそれと反対の取組に熱心です。なぜそうしたことが起こるのかといえば、それが彼らの共通の利益、つまりビジネスモデルとなっているからだと思います。
誰しも、利益を追求して悪くはありません。けれど、大切なことは、利益そのものよりももっと大切なことがあるという点、これを忘れないことではないでしょうか。それは、使命、もしくは理念、志といった言葉で表現されるものです。

もちろん、それぞれの考え方が「対等に遡上に上がって、議論されるのであれば何の問題もない」のですが、現実には”自分たちの思うように(恣意的に)したい読者に対して、自分たちに都合のいい文章を垂れ流すだけ”になっているというのが、実感です。





posted by y.i at 21:25| 3.メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月07日

六甲営業道場

ホームページに「六甲営業道場」のご案内を掲載しました。

毎月1回開催している、こじんまりとした勉強会です。
テーマは「営業」だけでなく、経営全般について、ざっくばらんにお話しています。

ご興味がある方がおられたら、ご連絡ください。

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posted by y.i at 12:28| 2.経営全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月01日

今週の名言

「てめえでてめえを大事にしなくて、誰が大事にするものか」

これは、私が大好きな映画のひとつである「異人たちとの夏」のラストシーンで、”異人”の父親が息子に向かって語る言葉です。”異人”というのは、死んだはずの人という意味です。

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この物語は、40代の主人公の目の前に、子供の頃に若くして交通事故で死んだはずの両親が当時の姿そのままで突然現れ、一緒に過ごすひと夏の出来事を描いています。息子は異様さを理解しながらも、子供の時に突然失った父母との時間を取り戻すように、その非現実的な時間を進んで受け入れます。
しかしちょうどお盆が終わる頃に、再び永遠の別れの時が訪れます。その別れを悟った息子が、自分のことを責めるように『自分はいい息子ではなかったし、(大人になってからも、これまでずっと)いい人間でもなかった』と語り大粒の涙を流します。そんな彼に対して、母親が「あんたをね、自慢に思ってるよ」と優しく語り、それを受けて「そうとも、自分をいじめるこたぁねぇ」と父親が諭すように話す後に続くのが、冒頭の言葉です。
映画では、父親役を片岡鶴太郎さん、息子役を風間杜夫さんが演じていました。母親役は、秋吉久美子さん。

このラストシーンそのものが感動的で、これまで幾度も―特に夏なんかには―見返してきたものだったのですが、この冒頭の言葉も印象に残っていました。

ところでどうして、この映画のことを思い出したのかというと。
今日、NHK「プロフェッショナル」を見ているとヤンキースの田中選手を取り上げていて、その番組の中で、彼も同じことを語っていたからです。

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つい先日の試合で堂々たる完封勝利を上げた田中選手ですが、開幕以来、思うような投球ができずにかなり苦しい場面が続いていました。
番組の中では、今年のオープン戦に先発して、期待されながら惨憺たる結果しか残せなかった彼の苦しい心境も綴られていました。
そんな苦境の中で、彼が、自分自身に対して語っていたのが、同じセリフだったのです。

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「自分が自分の味方でいてあげないと、誰も味方いないじゃないですか。結局やるのは自分だし、自分がいままでやってきたことを信じてあげないと。」






posted by y.i at 23:36| 1.日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする