2011年08月04日

ガダルカナル

先日、大手書店を覗いたら、入口のところで太平洋戦争に関する出版物を集めたコーナーがありました。そういう季節になったんだなぁ・・・、と思いながら手に取った一冊が「ガダルカナル 学ばざる軍隊」という本でした。

もともと、ガダルカナルの戦いは私が経営者の方とお話していて、戦略の大切さを理解していただくためによく挙げる事例のひとつです。そんなこともあって、購入後、一気に読み終えました。

この戦い(地上で、日米両軍が初めて会戦した戦い)の当時、日本軍は人員・物量ともに圧倒的に優勢なアメリカ軍に対し、その相手の戦力を探る努力すらまともに行わず、ただ精神力頼みの夜間白兵突撃を繰り返し、現代の私たちから見れば自殺行為としか言いようのない悲しい「戦争」を繰り返していました。
それも一度ならず、二度、三度まで。
本書の副題「学ばざる軍隊」はそこから来ています。

否。
日本軍が同じ過ちを沖縄戦まで続けたことを思えば、過ちの数は果てしないものになってしまうでしょう。

ここで留意したいのは、こうした過ちが末端の兵士たちの戦意不足やささいなミスの積み重ねで生まれたのではなく、当時の我が国の最高エリートとされた人たち、つまり最高のリーダーたちの判断(戦略)ミスから生まれたものであるということです。そしてさらに怖いのは、悲惨な結果を目の当たりにしても、彼らは自分たちのミスをいつまで経っても改めようとしなかったことです。

私がコンサルティングの現場で経営者の方にお話しているのは、あなたの会社ではガダルカナルと同じ失敗 -つまり、戦略の基本を知らぬが故の錯綜- を犯していませんか!? ということです。
私の経験では、実際のところ、「学ばない軍隊」ならぬ「学ばない経営」が非常に多いのです。


posted by y.i at 00:00| 1.日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする