2017年09月27日

情けない話。

私自身が書いた過去の記事の振り返りが続いてしまいますが。。。

7月10日に「加戸前愛媛県知事の言葉」という記事を記しました。
この記事の中で、報道ステーションのキャスターの写真とともに、「常々思うのですが、この人たちは自分の仕事の意味を本当に理解したり、仕事に誇りや矜持を持ったりできているのでしょうか。
私には、そうではなくて、『会社(放送局)の”恣意的な方針”に沿うこと』〜中略〜が大きなテーマの一つになっているだけのように思えます。」と記しました。
書いたあと、我ながら、相当辛辣に書いてしまったな、と思ったりしていました。しかし、これが私なりに考えた実感なのでした。

そんな私の実感が、誰の目にも明らかとなったのが、一昨日のTBSのニュース番組内での出来事でした。
すでにネット上ではたくさん話題になっているのですが、「ニュース23」というその番組の中で、安倍首相とのインタビュー中に、キャスターの耳元にあったイヤホンから、「2人でモリカケ!」という声が大きく響き渡ってきたんですね。これは、本来は拾ってしまってはいけない音声だったのですが、果せるかな、その音声が流れた途端、男性と女性2人のキャスターは慌てて安倍首相の話を遮って、いわゆるモリカケ問題を追求しようとし始めました。

このキャスターなる人は、元々は”新聞記者として鳴らしたとされる人物”。本来ならまともなジャーナリズムを体現すべき大人が、テレビ・ディレクターの操り人形でしかなかったという、本当に情けない話です。
ここで私の実感をさらに書くとまた辛辣になってしまいますが、このキャスターさんにはサラリーマンの悲哀のようなものを感じてしまいます。しかし、もし政治家が命がけで仕事をしているのであれば、そうした政治家を時には批判する立場にあるジャーナリズムに関わる人間も同様に、命がけで、例えば自らの雇用主であるテレビ局とも対峙すべきであると思います。
ジャーナリストが、今回のように操り人形のままで仕事をするということは、自らの仕事を軽んじているというか、読者や視聴者への裏切りだと私は思います。

この「2人でモリカケ!」というキーワードで検察すると簡単に、その経緯や画像を知ることができるのですが、その過程で加えてわかったことは、他の党首にインタビューする時にはそんなイヤホンは付けさせられていないのに、安倍首相とのインタビューとのときだけはそのキャスターはイヤホンを付けさせられているということ。

しかし、”情けない”だけで片づけらないのは、その直前の「東京都議選の結果を見て、思うこと」の記事で記したように、こうした恣意的な操作で私たちの世論が簡単に変わってしまうということです。

私たちの世論が変わるということは、大切な、私たちの将来の社会が変わってしまうということですね。

衆院選を控えていながら、こうした矜持や志なき印象操作が行われているのが日本の報道界の現状です。したがって、私たちが理解しておくべきメディア・リテラシーの第2は、「”現状の”日本の報道界の実態は、今回のように、ジャーナリズムの正しいあり方に沿ったものではないと知ること」だと思っています。

   

posted by y.i at 22:49| 3.メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする