2019年11月17日

時間を味方にするか、敵にするか。

私が常々、経営の要諦の一つとしてお伝えしていることに、「P,B,S,Cという4つの経営姿勢を守ること」があります。
Pはポイント、Bはバランス、Sはスピード、Cはコンプリートです。
経営が悪化するときは、このいずれかが(もしくは複数が同時に)、正しくできていないことが非常に多いというのが実感です。

そのうち、今日のテーマはスピードです。
やったほうがいいと思っていることにいつまでも手をつけない、やらなければいけないと思っていてもずるずるといつも先延ばししてしまう。
そんな企業さまは、案外多いのではないでしょうか。
市場のニーズと、企業が提供する価値がフィットしていれば、スピードの問題はあまり表面化しないことが多いです。けれど、一旦これがかい離し始めると、スピードの遅さは、時には経営に対して致命的な傷を与えかねません。

以前にもこのブログでお話したとおり、企業の経営も国の運営も、同じことが言えます。

最近読んだ、エドワード・ルトワック氏の記事の中で、氏は次のように語っています。

・北朝鮮が核弾頭の小型化についに成功し、核ミサイルを完成したとみられる現実から始めたい。これで日本の危機は、後戻りできない段階に突入した。
・日本の立場から見た、朝鮮半島における核武装の問題が、いかに複雑で深刻かを確認してみよう。
・もし核兵器を持ったまま「統一」してしまうとー中略ー北朝鮮よりも危険な敵対国家となり、日本にとって最悪の事態だ。

そして、(他にも論点は複数あるのですが)結論として、次のように述べています。

・ここまで来た以上、日本の外交は柔軟かつ受動的になるしかない。これが私の分析である。


「ここまで来た以上」、「受動的になるしかない」 つまり、以前はもっと選択肢があったが、今となっては日本が主体的に使えるオプションはもう、ない、と言っているに等しいと思います。
著名な戦略家として知られる方だと思うのですが、そんな人でも間違えることはあるかもしれません。
あとは個々人が、どう受け止めるかでしょう。

私からみれば、これなどはひょっとしたら、時間を味方にすることができなかった典型的な事例になってしまうかもしれないように感じています。
もし、時間を敵にしてしまっていたら、最悪です。

この間ーつまり、過去数年間にー、日本国内で何が話題になっていたかといえば、森友や加計ですね。
そして、いまは今年の花見の反省会。


posted by y.i at 00:00| 1.日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする