2020年04月15日

「今、みんなで耐えましょう」”だけ” ではなく。

現下の武漢ウィルスにょる災厄について、個人的に思っていることのいくつかを記してみたいと思います。


・コンサルタントの視点から見て思ったこと@
日頃から、全体のバランスを見て判断するように努力しています。
今回でいえば、まず、直近の話と先々の話を常に意識しています。

直近の話でいえば、神戸市民には馴染み深い、ポーアイの神戸市民病院で院内感染が広がっているという事実。これを深刻に受け止めています。

先々の話でいえば、政府が見通しをほとんど示していないことを残念に思っています。
「今週末が大事です」、「この連休は、外出を控えてください」、「5月6日までが緊急事態です」

そんな、今現在についての要望はたくさん聞こえてくるのですが、「こうなれば、こうなる」といった具体的なさきざきの見通しがまったく不足していると思っています。
いつも、私がリーダーシップや事業計画についてお話させていただくときに必ずお伝えしていることの一つが、「人に動いてもらいたいと思ったら、将来のビジョンを伝えることが大切です」ということ -私でなくとも、ほぼすべての中小企業診断士がそういうでしょう- が、政府からほとんど伝わってこないわけですね。

また、特に事業を再生するときに言えるのですが、「今が危機だ!」を何回も繰り返していると、逆に社員の危機意識を失わせるだけで終わってしまいます。いま、政府がやっていることはそれと近いと思います。
やるべきことは、「今、みんなで耐えましょう」”だけ” ではなく、明確な戦略と先々の見通し(ビジョン)を示すことだと思います。

でも、それがみえてこない。
それで、先の週末は自分自身でネットを検索して、「これからの予測」、「コロナ後」を検索してみました。

その中で、最も信頼を置けると思えた情報が、インペリアル・カレッジ・ロンドンのレポートです。

原文は英語ですが、例えば次の二つの図表については内容はすぐに理解いただけると思います。
もう、ひと月前にリリースされたものです。

IMG_8780.JPG

IMG_8784.JPG

下のほうのグラフを見て思うことは、例えば本日、北大の西浦教授が示されていたような -8割、人との接触がなかった場合の- なだらかに低減していくだけのカーブではなく、これからしばらくは何度も繰り返し感染拡大の脅威にされされるのだろうなということです。
 ※あくまで、個人の感想です。
したがって、これから先、少なくとも年内は今と同等の状況が続くことを前提に行動しないといけないと思うようになっています。

以前から、京都大学の山中教授も「1年は覚悟しないと」という発言をされていたのですが、今日になって大手のネットメディアでも報道されていたので”長期戦”の認識を新たにされた人も多いと思います。

企業や組織にしろ、個人・家庭にしろ、この長期戦を前提に、計画を作る必要があると認識を新たにしています。

PS
戦略について、インペリアル・カレッジ・ロンドンのレポートでは、
(a) suppression

(b) mitigation

の2つを挙げています。

posted by y.i at 00:00| 1.日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする